夜になって風がなく気温が零下十五度位になった時に静かに降り出す雪は特に美しかった。
真暗なヴェランダに出て懐中電燈を空に向けて見ると、底なしの暗い空の奥から、 数知れぬ白い粉が後から後からと無限に続いて落ちて来る。
それが大体きまった大きさの螺旋形を描きながら舞って来るのである。
そして大部分のものはキラキラと電燈の光に輝いて、結晶面の完全な発達を知らせてくれる。
何時までも舞い落ちて来る雪を仰いでいると、 いつの間にか自分の身体が静かに空へ浮き上がって行くような錯覚が起きてくる。
中谷宇吉郎「冬の華/雪雑記」より

開催中のイベント

20th 記念式典チラシ
中谷宇吉郎雪の科学館 開館20周年 記念式典
中谷宇吉郎雪の科学館は開館20周年を迎えます。
そこで、これまでのご愛顧に感謝を込めて、開館日の11月1日に
記念式典(片山津温泉地区会館 テリーナホールにて)と
ギャラリートーク(雪の科学館にて)を開催します。
皆様のご来場をお待ちしております。

◎記念式典
[開催日]11月1日(土)
[会 場]片山津地区会館テリーナホール
[参加費]無料
[内 容]
  ■オープニング 10:30-10:50
      『アルバート・ロトー氏によるピアノ演奏』
     〈曲目〉ショパン:ノクターン #16 作品55-2
         フォーレ:人形組曲 作品56
  ■式 典  11:00-11:30
  ■講演会  11:30-12:10
   『宇吉郎と寅彦』〈講師〉池内 了 氏(名古屋大学名誉教授)

◎ギャラリートーク
[開催日]11月1日(土)
[会 場]雪の科学館 2F映像ホール
[内 容]『20年のあゆみ』〈講師〉神田 健三 氏(雪の科学館前館長)
これからのイベント
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